Excel条件付き書式・VBAでのセル背景色設定

Excel質問

Excelの条件付き書式は気軽に目的のセルを強調表示するのに便利な機能です。
どのExcel講座でも条件に合ったセルに色を付け強調する内容はご紹介しています。
しかし、「条件に合ったセルの行に色を付けたい」という実務で使用するご質問をうけたので、行を強調表示する方法をご紹介いたします。


今回は、「担当が鈴木さんの行に黄色を設定したい」と仮定し作成しています。


新しい書式ルールに以下のような式を入力します。


列のみ絶対参照のドルマーク($)をつけた式にします。

選択したデーターの範囲内で、列は固定させ、行は相対的にずらすという意味になります。
式の始まりは=、文字列は””(ダブルコーテーション)でくくるのはExcelのルールです。
※記号はすべて半角入力

VBA質問

また、VBA講座でも、セルに色を指定する質問をうけたのでご紹介します。
セルの背景色を設定するので、InteriorプロパティーにRGB関数を設定値にした実習をしました。

そこで、つけたセルの色を戻そうとしてでた質問です。
「RGB関数で記述すると、Excelのいつも表示されているグレーの線まで消えてしまう」という内容でした。

質問:Range(“A3:F15”).Interior.Color = RGB(255, 255, 255) 

(A3からF15のセルの背景色を白に設定する)

解答:Range(“A3:F15”).Interior.ColorIndex = xlNone

(A3からF15のセルの背景色の塗りつぶしをなしに設定する)

Range(“A3:F15”).Interior.ColorIndex = 0 でも可能です

「RGB」関数は、0~255の数値で色を作成します。透明という色はありません。
セルの白設定とセルの色設定なしの意味は違いますとお答えしました。

※ColorIndex使用ではRGB関数を設定値にはしません。現在、色指定はcolorの他にThemeColorでも指定できます。設定値はそれぞれのルールに従い記述になります。


その前までの実習で、常に設定値を元に戻す方法をご案内していた事から、色をもとに自主的に直す事をRGB値で行った結果からの質問でした。
この時、VBAを初めて勉強した言っていましたが、空いた時間で自主的に構文を作成してくれ、熱心にご質問していただきありがとうございました。